こころ/宙空 心
君らは信じている
「明日も必ず同じ朝が」
果たしてどうだろうか
もしかしたら
我らの世界は
薄い盾(シールド)で覆われていて
極めて脆い守護で
それはもしかしたら
いとも容易く
壊れてしまうかもしれない
そう まるで我らの核(コア)のように
外からの衝撃に
弱いのだとしたら
空は前触れもなく罅(ひび)割れ
そこから幾千 幾万もの腕が伸びてきて
我らの心臓を鷲掴みにするのだ
そしてそれはまた
いとも容易く
砕け散って
灰と化すのだろう
我らの『それ』が
侵入者を悉(ことごと)く拒むように
極寒の空気に晒(さら)されることを
極端に嫌うように
この 混沌とした世界で
*short cut*
砕け散った欠片が
胸に穴をつくり
風穴を開ける
それを「痛い」と感じるのは
決して気のせいなんかじゃ、なく
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