fuck you/ピッピ
 
000000分の1にも満たないこのサボテンを、
今は1と見なすことがもう精一杯だった。
それからカルピスサワーを飲んで、寝た。
「昨日の」貴方の匂いがする、舞台で。

ファッキュー。そう言うと、あなたはいつも少し嫌な顔をした。
多分、そういう言葉を使っちゃいけないよ、というあなたなりの諭し方だったのだろう。
そうなんだよ。わかってる。
あなたの言うことは、全部わかってるよ。
でも、その時だけ、あたしは世界一になれる。
世界一歪んだ窪みに、あたしがあなたを引き連れようとしている。
ファッキュー。ファッキュー。哀しいよ。ファッキュー。
本当は言葉なんてなにも束縛できるはずがない
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