ポエム派宣言4「ポエムの歴史」/佐々宝砂
 
私がはじめてネット上のポエムを見たとき思い出したのは、少女向雑誌のイラスト・ポエムではなく、ラブホテルのノートで見たポエムの方でした。そうしたポエムの具体例を引くわけにはいきませんので、現在の少女マンガから似たものを引用しましょう。少女マンガは、現在もポエム的なモノローグを多用しています。ただし、それは上質なポエムとは……残念ながら言えない場合が多いのです(もちろん、中にはいいものもあります)。

―――

彼と
出会ったのは
きっと運命

もし
違うと
いうなら

あたしは
運命なんか
信じない

それとも
あたしは

夢を見てるのかな

あの日から

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