青い春が僕を撫でるから/時雨
 


あと数日すれば甘ったるい香りと隠しきれない隠し味のきいたお菓子が完成するだろう。


それが美味しかろうがまずかろうが、僕は笑う。

愛を再確認する日。

なんだか悩んでたことが馬鹿みたいだ。
まだ、子供のままでも良いだろう。
このままで、もう少し。

別に大人になるのが怖いわけじゃない。
ましてや、関係が変わることを恐れるわけじゃない。

まだ寒いはずの2月のこの暖かい









青い春が僕を撫でるから

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