軒下にぶらさがって
死んでいる私
どうしてこんなことになったのかと
突っついてみるのだが
むなしく揺れるばかりで
答えるはずもない
霧のように
あなたへの扉は
いつも白い
かなえられない恋なので
せめてその肌のような白さの中に
たゆたっていたいと思ったら
いつか私の想いは
紅斑の鯉になって
入水していたのだ
水面を見上げると
白いスカートをひらめかせて
私の一番好きな足が
差し伸べられた
やわらかい
陶器のような肌に
身体をすり寄せると
夢
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