幽霊のひもの/岡部淳太郎
 
なと、思いました。いつ
               か逆上がりができるようになった
               ら、その時のお母さんみたいに大
               きな空は、どんなふうに逆さまに
               見えるのだろうと、思いました。



(作者註)
子供の頃に夢想しながらも書くには至らなかった話から、
タイトルのみ抜き出して使用した。




(二〇一〇年五月)
  グループ"その他の幽霊"
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