きゃらめる 9/アンテ
ぴーぴーらむねをひとつかって
みせをでた
すきっぷをしてかえった
4
とつぜんの
ゆきがふりやんだ
あすふぁるとにひがさして
しろいじょうきが
ゆらゆら
ゆれていた
うんどうぐつのおやこが
かるがると
さかみちをのぼっていった
てっきょうを
きしゃがわたっていった
わたしには
なにができるだろう
どてにのぼって
おおきくいきをすいこんだ
5
まよなかに
でんわがなった
もしもし
よんでみても
ざつおんがひどくて
ほとんどなにもきこえなかった
じゅわきをおいて
ふりかえると
こぼれおちたおとが
ゆかのあちこち
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