騒音おばさんは本当にただの悪者だろうか。/和泉 誠
は私が動かしているんだ。
素晴らしいとは思わんかね?
見ろ!人がゴミのようだ!
話が大きくそれました。
騒音おばさんはどうやらこんな事を
言っていたらしいです。
「私は抗議する!
この世界はどうなってるの?
おかしいじゃない!
これは私の抗議の声なの!
ちゃんと裁判を前提とした!
これは、私の悲鳴なの!」
私が思うに、
彼女はただ舌ったらずだったんです。
不満の感情を示したくても、みんなから馬鹿だと
言われる方法しか知らなかった。
あるいはできなかったんだと思います。
その理由は一体何だったんでしょう?
彼女のすべてを知ったとき、
あなたはそれでも彼女を笑えるでしょうか?
彼女が初々しい17歳の髪を結んだ色白の美少女で
なければ、あるいは笑うのかもしれませんね。
けれど私は、
その人のすべてを知ってしまったら、
その人を笑う事も恨む事も憎む事さえできないと
本気で信じています。
ニュースを見てると悲しくなります。
それが私のテレビを観ない理由でもあります。
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