野球が好きな人は読まないほうがいいです。/和泉 誠
ばっても掴めなかった栄光を
たまたま掴んだあいつがいる。
人はそいつを天才と呼んで、あれこれその理由をつけて納得する。
この世界はすべて合理的に説明できなければいけないから。
この世界で栄光を掴むために最も必要なものは何か?
才能?努力?
いや、運命の女神にそのように定められているかいないかだろう。
別にそのように定められていてもあまり特別な事じゃ気がする。
単にそれは彼女の気まぐれというやつに過ぎなくて、
この世界にとっては誰が栄光掴もうが掴めまいがどうでもいい事なんだろう。
ちょうど頭から落ちてくる無数のフケのようなもので。
そう考えたら何だか生きてるのが楽しくなくなった。
さあ、今夜も詩をたくさん読もうか。
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