発熱/虹村 凌
 
          Nightmareなんかじゃなかった
                     コーヒーに砂糖とココアパウダーを入れたように
                     甘い 二人の世界だった


                それは 君が苦しい時も変わらなかった






二人の環境が少し変わってから
         少し時間が経った


君は今年も熱を出した
   けれど 今年はケイタイが鳴らない
     情報の海の電子郵便箱には
              何時間も遅れてメールが来る
              それも テイネ
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