あさが くる/ふるる
 
るおいあふれさせる(かぞえ きれないの、と)
あつめてだきしめる
耳を花びらのように開いて
ぼくらのこえ、
聞いて
わらいごえこだまこだまし

  耳のあな
  完全に開き
  
うるおいあふれる
ぼくら
水のなか小さな野原でこえ
ふるえる

君は
おこされて
ねむいめをこすりながら
わらって
ぼくらへ
手を伸ばし


  あさが

  くる


  (かぞえ きれないの、)




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