超ド級の無計画旅行。/虹村 凌
」が始まる。
二人してアホみてぇに小さい荷物である。
俺はリュックのみで4日を乗り切る予定、
トモキに至っては小さなショルダーケースひとつである。
もう見た目からしてバカだ。
電車に乗る。新幹線は速そうだった。(見た目
小田原や横浜を経て、神戸へ。
「おい、大阪についたらマックって言うなよ。絡まれるぞ!」
「語尾にじゃん、って言うのも注意しようぜ。」
なんて事前練習は一切無し。適当に指定席に座る。
…車掌さんカミング!俺等って自由席の券だよね?
でも余裕を持って券を見せる。車掌さん吃驚!目ん玉ひんむいてた。
「お客様…」
「すぐ移ります」
そう言うと車掌さん後ろ
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