恋文(即興)/虹村 凌
今夜は寒いから風邪を引かないようにね
って紫煙を吐きながら
遠くの空に向かって吐き出す
星が 綺麗な 夜
君と恋人になってしまったら
きっと何も喋れなくなってしまう
君といるだけで
側にいるだけで
手を繋ぐだけで
俺は 幸せになって しまうんだから
友達のままでいたなら
俺は沢山喋って
君を笑かそうとしたり
一緒に煙草を吸ったり
ふらふらしながら
歩いていくんだろうね
手 を繋ぐだけで
何か 通じる事が出来て
ドキドキしながら
人気の無い歩道を歩く
そんな姿を想像する
綺麗な 星の 下
セックスしたいとは思わないけど
時々キスをして
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