恋文(第二幕)/虹村 凌
 
た頃には 戻れないよね
だったら 恋 して
ちょっとだけ 涙 しながら
友達 に戻れる 方が いいな
愛 せないんだもの 終わり が 怖くて

きっと 僕は 君 に抱かれて 眠ったとしても
きっと 僕は 君 の 手を 握って眠っても
僕は 何時か 来る 終わりの影 に怯えながら
震え続ける の でしょう
何時か 君 が冷たく 背 を向けて 眠る日 に
怯え続ける の でしょう
恋 が 恋 じゃなくなった日 に
僕等は 終わり に向かって ゆっくりと 歩き出す


愛 していた なんて 言葉は 聞きたくない から
愛 なんてせずに 恋 をして いたい
愛 じゃなく
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