中途半分/……とある蛙
 
恐ろしいことに
半分の心で僕は君と付き合っていた。
そのことに気づいたのは漸く人生も終わりかけた今ごろ。
君は随分前から気づいていたようで
頭蓋骨を開けられてから
口に出して言うようになった。
嘘ではない
嘘で付き合いだしたのではない。
でも半分の心だったことに気づいていない僕は
随分君を傷つけたのだろうと
今、後悔している。
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