使徒の竜と契約を巡って/りゅうのあくび
婚理由かは
どうやら曖昧だけど
それは深入りしても
ただ謎が増えるだけだろう
もちろん今まで
詩作で共に同じ想いを馳せて
きっと宇宙よりも
広い大空で
一緒に飛び回った思い出は
ずっと忘れられない
労いと感謝で
心より報いたいところだけれど
ある程度の
歳月のあいだ
この激しい雨の振るなか
小さな旅の途中でも
再び契約するのに
ふさわしい竜がいるかどうか
見当がつかない
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