デッドリンクの日/ゴースト(無月野青馬)
 
ストだったのだ
どんな巻き返しも
叶わなかっただろう
戯れに
自己の
死期を
四季の中で
探ろうとしても
ゾンビが
紛れ込んだ
地域では
あらゆる正しさが
屈折したり
鬱積したりするから
完全な占いなどは
二度と出来なくなる
そして
破局は
波紋のように
広がり出し
第4コーナーを
驚異的なスピードで
加速していく
伝言の時間が
どれくらい
残されているのかも
読めなくなる
完璧に
タイミングを
外された後では
何を言えばいいのか
何が正しいのか
やはり
誰からも
助言されない
一言では
闇も
死も
滅亡も
止められない
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