ゆるやかだった夏/subaru★
遙かぶりだった信濃路
そこはペダルが都会よりも
緩やかに漕げる
遠慮してくれる
夏の日差しが
あなたの気配りよりも優しかった
裏庭の沼に急ぐ鴨の親子は
人間との僅かながらの境界線を作って
それなりに気を使いながら暮らしている
今思えば 夏の日差しも
あの場所では遠慮してくれてたのかな
今は寒いのに
あの場所を思えば思う程
人肌の温もりが
目の前にある
賑わいの街よりも感じてしまう
また出会えるかもね
また 会いたいね
あなたよりも優しい夏に
遙かぶり・・・ 長野県の方言で『お久しぶり』
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