【さくらの ゆくえ その一 開花編 】三編のオムニバス/るるりら
 
幹が過去を吸い上げて
花弁にあらわになる

小雨が乾けば
別れの言葉にならない想いが
空に舞う

わすれるこころ
こどものこころ
いのりのこころ

風に

         舞う







【140文字以内で書いてください】

     ふたりのアラベスク ひとつの椅子にふたりで座った
     リバルディの春より はじけてた
     艶書ではないのです
     忘れられないのです
     わずか
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   グループ"るるりらの 即興ゴルゴンダ"
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