恋のうた/草野春心
 


  あんなに怖かったのに
  考えてもかんがえても
  答えはなかったのに



  きみと話した時間に
  茜いろの帰り道に
  電車の窓からのぞく空に
  やさしさの意味が溶けてる



  きみを笑わせたい
  きみの髪をなでたい
  きみが見つめるものを見たい
  きみに好きと言って 好きと言われて
  きみといっしょに居たい



  すべてのわがままを
  やさしさに変えられるくらい
  強くなれたなら



  その時は ください
  神さま
  世界を僕にください
  あの茜いろを あの夕空を
  まるごと 僕とあの子にください


   グループ"春心恋歌"
   Point(5)