エーテル 19/
草野春心
そして光が
ひとつの小さな部屋であるとすれば
わたしはその入り口も出口もしらない
冷たげなスツールに、半分だけ腰をおろして
長い窓についた雫をふいたとき、
あなたの手にふれた気はしたけれど
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グループ"春心恋歌"
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