待ち合わせ/草野春心
虚しい言葉は砕けて夕暮れ
灰色とオレンジの世界に
丁寧に磨かれた白い月
僕は僕で僕を歩いている
もうすぐそこまで来てる
君がそこまで来ている
自分を追い詰めた袋小路を
突き破って会いに行こう
まっすぐな道 でこぼこの道
ガードレールに曲がり角
花屋の娘に挨拶したなら
いつもの坂道登るだけ
もうすぐそこまで来てる
君がそこまで来ている
思い出は作らないと昨夜決めた
決めたら今度は眠たくなった
恋は春に似てるな
恋は君にもよく似てる
重たい荷物は忘れて来たし
予定を書いてたメモは捨てたし
君がそこまで来ている
どんな顔して笑うんだろうな
ああ君の香りがする
君は春に似てるな
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