団栗か硝子/草野春心
 


  団栗か硝子か五つばかり
  テラスにじっとうずくまり
  ひろげられつつある多孔性の光の敷布
  今日も透き徹っていくわたしたちや
  夏の朝は意識のハアモニカだ



   グループ"短詩集"
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