別れの一本だし/花形新次
 
出した
出した
堪えきれずに
出したっけ
あの娘の
高度なテクニックに
送電線のカラスも
鳴いていた
一本だしの
恥ずかしい姿のよ
路地裏で

舐めた
舐めた
狂ったように
舐めたっけ
「そ、そ、そんな、あ、あ、あ〜」
声も聞かずに舐めている
あの娘はいくつ
とうに45はよ
過ぎたろに




   グループ"パロディ詩"
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