いつのまにかおっさんは/
花形新次
いつのまにか
ドアの隙間から
覗いてる
若い女性の
叫び声に驚いて
逃げていく
おっさんは
そこで何していたの
ひょっとして
アンタ、ナニしていたの?
おっさんは静かに
音も立てずに
忍び込んでた
Un un un
いつのまにか
この行為が
病みつきになり
知らず知らず
危険な状況に
身を晒す
だけど罪に問われることを
おっさんは知らない
おっさんの笑顔は
悲しいくらい
幸せそうで
Un un un
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