心を蝕む夢幻の色
叶わぬ願いが埋められた
星の荒野は
あの蒼天の彼方
高すぎる空の輝き
曇った大地から立ち上る幾多の眩暈
行為のシルエットをたどりながら
愛の曲を想い出したのは
風の中で天使のか細い指先が
旅人の頬に触れたから
肉の想いを捨てたとしても
無意味の光には耐えられない
愛に由来する哀しみは
去ってはいかない
いったい何がしたいの
なんで生きていたいの
したいことはいつも一つ
生きていたい理由も
それでも手を伸ばせない
痛みなんてほしいはずはないけど
死んだように旅をつづけ
あなたを見つめている