【批評祭参加作品】停滞が継続していくこと。/いとう
そろそろ無くなってもいい頃だと思っているのだけれど、
そんな気配すら起こらなくて、
でもなんか「ネット詩」と叫び続ける人、叫び始める人は、たくさん生まれて、
それを批判する人もいつも同じように生まれて、
それこそそれは「インターネットだから」と言ってしまってもいいんじゃないかと思う。
「インターネットだからこそ」と、言い換えてみようか。
まー結局、実際のところ、
そんなパワーを持ち続ける年齢じゃなくなったというのも、
隠居理由のひとつだったりする。
同じ場所をぐるぐる回れるエネルギーなんて、
ロートルは持ち合わせていないのだ。
老人は、縁側で茶を啜ってればいいのだ。
なんだか毎日ぐるぐる昇ってくる太陽の
パワー溢れる陽光に浸りながら。
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