批評祭参加作品■雑記1/葉leaf
り、「読者との関係で勝利を収めた詩だけが生き残るというシステムを批判する」というコンセプトが、詩の歴史の中にそれなりの位置を占め、読者に対して訴える力を持ち、勝利する。
徹底的に敗北するためには、「敗北」という題を捨てなければならない。また、詩をめぐるシステムを批判するというコンセプトを捨てなければならない。だが、コンセプトを捨てたら、詩「敗北」は成り立たない。結局、詩「敗北」は中途半端に敗北しながら中途半端に勝利するというあり方しかできない。詩「敗北」には徹底的な敗北は不可能なのだ。
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ブログで書いた雑記。
面倒なので議論はしません。
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