多義性のデザイン(アスパラガスさん讃3)/渡邉建志
 
風が吹く。生きなくてはならない。

教会(という名前の映画館(という名前のゲストルーム))に
僕たち読者は座っていて、目の前のスクリーンに、
それぞれ違った夢を見る。

「それぞれ違う」ことを許すデザイン。
言葉という、明確化する機能を使っているのに。
どのようにして、言葉が、多義的なまま、
放置〜デザイン、されうるのか。

風が吹いたら、なぜ生きなくてはいけないのかは、
たぶんそれぞれが考えること。
それは、僕にとっては、ここに場所を借りて夜更かしをして、
今日しか書けないことを書くこと。

一番好きな詩について書くこと。
僕なりの熱狂を。





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