■批評祭参加作品■日本の詩における韻律の歴史/岡部淳太郎
 
>?時は今?
吠えつづけて唄いつづけるオーストン氏の
黒いひたいから 時がいま いまと
こぼれるので
おしゃれな彼のピンクのシャツも全く濡れて
そのズボンの中にしまわれてる
2本のチョコレエト色の足が
グレエトデンのように突然 狂暴に
欲情し 床(ゆか)をけり はねはじめるのだ
?時は今?
今 はどこにいてどこに生えてるの? なんていわない彼は
彼はちぢれた髪にこてをあて3センチほどの高さにカールをつくる それが彼の今だ

(白石かずこ「Now is the time」より)


わが帰趨は明確には決し難い。勿論決着の意味するところは解り切っているし、それはどうあっ
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   グループ"第2回批評祭参加作品"
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