■批評祭参加作品■木葉揺 その個性の行方/岡部淳太郎
 
よな
熱に煽られ

初めて出会った君は
不思議な表情で魅了した

揺らぐ足元を
確認しながら

だから知りたくなる
君の全て

(中略)

本当に君を愛していたんだろうか
君を愛する僕を演じたのだろうか

それならば
いっそのこと
見えない世界へ


すまない


       

       シュー           
         

          
              ドスンッ!



熱風がシャワーを作り
君の上に降り注いだ

(「二千年目のすれ違い」より)

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