謳い上げるまほろば/
漣 風華
さぁ謳い上げろ
拳を掲げて
命の咆哮を
曇り無き眼で見据えろ
鋼の心身で携えろ
口ずさんだなら邂逅
瞳を上げて進め
ほら、手の温もりが伝わるかい?
ほら、高鳴る心音が聴こえるかい?
移ろう季節の中で
唯一無二と悟ったなら
足掻き苦しめ
糧となるまで足掻け
やがて空は晴れ
刻の流れの中
君は歪みを撃ち破る
風になって進め
愛おしさを拳に込めて
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