依存癖/漣 風華
 
夏が愛したアナタの背中を
ゆっくりと撫でてみる

ぐっすりと眠ったアナタは
まるで子供の様で

アナタを愛したわけじゃない
ただ依存しただけ

あたしの躰をゆっくりと這う舌に
命すらも委ねてみたかった

星の彼方を二人で眺めて
繰り返し祈って居ました

アナタに愛されたかった
アナタに殺されたかった

見つめられ 動けなくて
囁かれ 苦しくて
ただ苦しくて

寄り添った過去を拭えなくて
独り枕を濡らしました

きっと
アナタを愛したわけじゃない
ただ依存しただけ
   グループ"夜明け前の鬱屈"
   Point(3)