「名」馬列伝(5) ドルフィンボーイ/角田寿星
 
であるし、血統的にもスタミナの勝った血脈ではなく、中央の壁は厚かったかもしれない。
(ちなみにこの年の大坂杯勝ち馬はインターマイウェイ、天皇賞はライスシャワー)
ただ、これだけは想像がつく。気性的にハナを奪うしかなかった彼が、そのあり余るパワーとスピードで、半ば無理矢理手綱をしごきながら、向う正面、単騎で駆けていくその姿は。
そのまま逃げ切るか、捕まってしまうか。その後の姿は、各々の想像に任されるのみである。


ドルフィンボーイ  1991.2.19生 1996.12.4死亡
          12戦7勝1競争中止  
          主な勝鞍  東京大賞典 東京王冠賞 戸塚記念

   グループ"「名」馬列伝"
   Point(3)