平面も積もれば大和撫子で月に乳首をつけに行く旅/木屋 亞万
ドラの箱よりあけてはならぬのは眠りが終わるパンドラの夜
黒は黒ながら日に日に濃くなって色という色の気配は消えた
木を植えた男は現れやしない砂漠の心きしむ楼閣
蝉の声ロング缶のコカコーラ灼けつく舗道たまに打ち水
梅雨時に透ける背中と台風の度にめくれるスカート(イイネ!)
遠くから見たら綺麗な田園を電車で通り過ぎる朝です
見えました…かつてあなたに殺された配管工と恐竜の霊…
つかむ術を持たない腕を伸ばしては引っ込めているUFOキャッチャー
死んじゃった人はすいすい川を行く海を越えたら空と溶け合う
あつい 指 いらいら 眠気 かわき 汗 クーラー テ
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