コトバ / 想い/beebee
 



想いを繋ぐのはいつも
言葉だった。

小学生の時、
友達と口げんかをしても
さよならは忘れなかった。
またね、と別れると、
次の日はまた友達だった。

中学生の時、
遠くから君に声をかけた。
聞えなかったと思うけど。
友達にも、
知り合いにもなれなかった。
でも、さよならって、
遠くから声をかけた。

高校生の時、
始めて友達と絶交した。
顔を見ないですれ違った。
いつも一緒だった友達が
とても遠い他人に見えた。
でも、想いを繋ぐのはいつも
言葉だった。
いつの間にか、またね、と
声をかけていた。

またね、
さよならって、
想いを繋ぐのはいつも
言葉だった。

   グループ"新・純情詩集"
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