立入禁止/1486 106
ターの場所へ戻ってしまう
顔のない人達に腕をつかまれて
真っ暗な建物の中へ連れていかれそうになった
不意に鶏の鳴き声が響くと
顔のない人達の動きが急に止まった
気が付くと僕は立入禁止の看板の前にいた
どうやってその場所まで戻ってきたのかは覚えていない
翌日学校の友達にこの出来事を話したけど
誰もそんな看板は見たことはないと言う
あの出来事は全部夢だったのかな?
それとも…
「セッカクモウ少シデ君モ仲間ニナレタノニ。
マァイイヤ。明日ノ晩ハ迎エニ行クヨ。」
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