十月十六日午前八時のハンガー/
しろう
物干し竿に並んだ肉を持たない白の骨たちは
濡れたカシミヤのセーターが掛けられるのを待っている
あるいは真白いワイシャツでも
季節はずれのノースリーブでも良いのだけれど
記念写真を撮られるためでなく
幾何学模様の影を落とすためでなく
干すためだけに引っ掛けられているのだと
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グループ"七行詩"
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