モンゴルを渡る風/板谷みきょう
 
果てない空を自由に飛ぶ鳥たちと
空に続く草原を駆け巡る遊牧の民
あこがれ焦がれて出会いを求め

さまよういのち

闇にまたたく名も知れぬ星屑たちと
きらめくネオンに魅せられた夢惑う人たち
あれこれそれどれ気忙しく

ただよういのち

こうして歌えるのは母さんのおかげ
産まれ生きていけるのは大地のおかげ
生きている事ただそれだけを

認め合うのがいのち



嗚呼 モンゴルを渡る風よ
嗚呼 心の中へ

時に優しく

時に激しく

吹き荒れてくれ

   グループ"弾き語る歌(うた)の詩(うた)"
   Point(1)