十七歳に書いた歌詞/板谷みきょう
 

らんらんらん らんらんらん 
らんらんらん

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 『俺達の世界』
春は菜の花畑 紋白蝶が舞い
夏には暑い日差しの中 
天気雨に蝉が鳴き
秋に風は木の葉を奪い 
冬は綿毛を天から降らす
季節は巡る 変わらず巡る

その中で俺達は
当たり前の顔をして
一人で生きる振りをする

俺達の世界は 俺達に都合良く
目の見えない 手足のきかない
耳の聞こえない者にとっては
とても住みにくい
生きづらい世界なのに
俺達は知らん顔して
生活を続ける

*★*――――*★*

 『聞く耳のある者へ』
帰ろうと思った時には縛られて
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