きみ (連詩) (1/2)/アンテ
くなって
ぐるぐる
あなたは
おなじばしょをまわっている
らせんをえがいて
ぐるぐる
すこしずつ
したのかいへおりてくる
おおい
てをふって
きづかれてしまうのは
もったいないきがして
らせんのはんたいがわから
ぐるぐる
のぼっていく
しんだふり
あなたがたいくつそうに
ほんをよんでいるので
よこでごろごろしていると
はっぱがいちまい
てんじょうからおちてきた
いきをふきかけると
はっぱはむきをかえて
あなたのほんの
ひらいたぺーじにまいおりた
あなたはふしぎそうに
へやをみまわして
またほんのつづきをよみはじめた
はっぱ
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