最後のキスをしよう/朱桜天 遊雨
 
重ねるのは 君の影と思い出と

走馬灯がくるくる回る

月明かりにくるくる回る

僕はカゲロウのように弱くて

君の手すら捕まえられなくて

ああ

本当は例え 小さな羽虫にすぎなくても

儚い明かりに群がるように ずっと君を求めてる

本当は例え 君と解り合えなくっても

君の言葉に焼かれながら 炎に君を求めてる

やさしいキスをしよう

いつもよりずっと長く

そうすればずっと君を感じていられるから

最後のキスをしよう

いつもよりずっと甘く

そうすればずっと君を 忘れずにいられるから・・・


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