impromptu/ウデラコウ
 
白く無骨な あなたの指が
真っ白な鍵盤の上を 滑るようになぞって
この世の何よりも 美しい音を奏でるように

いつの日か

あなたのその 無骨で愛おしい指が
あたしを 奏でる日が来るように


あたしの細く か弱い この指は
あなたのキレイな 頬を そっとなぞって


全てのコトバを 熱く 弱い 吐息にかえて


一度だけ 確認しあうように 薄く 笑んで


あたし達は セカイから 狂い堕ちていく



あなたが 音を綴るなら

あたしは 言を綴るわ

そうすれば ウタができるでしょう



ねぇ あなたを あたしに くれると 云うの
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