キャンディ と 雨粒/
まれ
雨の日は空を見上げてぐるりと回れば渦巻いて
瞬間の輝き保てず傘を開く音を聞いた
ナッツの袋は雨に濡れてさっきからキャンディーは口の中溶けようとしない
ごつごつした指ときみは言っていたそれはこのナッツのようか
雨粒に溶けた言葉はキャンディーのようか まだそのままそこにいるのは
なんのつもりか
真似をするには知りすぎているそういう時には僕も微笑む
傘を開く音が爆弾のように響く 確かに何かが落ちてきた
そんな感じ方ももっともなんだ
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