「袖道」/m.qyi
このなんとなくクリスタルじゃないものは綺麗じゃないものですよね、
ね。少なくとも、ぼくにとっては。そうなるはずです。なんとなくクリスタルな、つま
り、よく言えないし、よく言う必要もないこの快さは、実は、なんとなくクリスタルじゃ
ないものでもあるんでしょう。センスがよければクリスタルなところが見えてくる、同時
に、スモークの向こう側にあるものも見えるってことですかね。そのなんとなくクリスタ
ルじゃないものを見せ付けられると不快感ありますよ、ズン!と嫌だなあって。
そういう意味で、読むと不快感を感じさせる詩というのがあります。たとえば、プチブル
な(この言葉はもう古語なのだと思います)軽
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