ふるさとシリーズ No.1  『Sakura Brother』/Hantama/ibukijohn
 
今日も故郷は 晴れているか
母が植えた紅い芽は
今でもそこに しかとあるのか

三月に君が僕と同じ道を辿り
東京に出てくることを嬉しく思う

今年も四月には
桜が舞い 僕達は遠く離れた ここ東京で
故郷の庭を思い返すのだろう

そして そこに佇む父と母の背中を見ることになる

ああ 
限りない青空は 
見渡す限りの山々と重なり
その青に向かって駈けてゆく 桜色の群集を向かい入れることだろう


その時
僕と君は お互いの手をとり微笑み合っていなければ
その時
僕と君は 喧騒に流され下を向いていてはいけない
その時
僕と君は 込み上げてくる泪を拭い 故郷の桜になる


そう
僕と君は  “Sakura Brother”   駆け抜けてゆく











From Hantama to you.
YORIZO×ibukijohn made this.

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