心走らす空と知る(ぽえむ君と合作)/
肉食のすずめ
遠き空より舞ひ落つる
雪の光を感ずれば
やはら一ひら手に取りて
心を開く花と見む
近き川より流れ寄る
水の光を眺むれば
しばし一向き佇みて
心鎮むる音とせむ
遠き国より打ち寄する
波の光を見いづれば
ほとり一時(ひととき)仄(ほの)めきて
心揺るがす声と聴く
近き山より飛びいづる
鳥の光と語らへば
あたり一連(ひとつら)巡らせて
心走らす空と知る
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