小願/
ウデラコウ
たに捧げて
側で
ずっと側で
変わらず笑っていたいと
心の底から思うのよ
あなたが
空へ還ってしまうその 瞬間も
あなたの
暖かく 優しい手を
握っていたいと
思うのよ
だから
だから
どうかお願いよ
あたしが抱えているものが大きいと
あなたは 優しく笑うけど
それなら そんなもの 全部放り投げてしまうから
あたしにも 抱えさせて頂戴。
あたしを 側におかせて 頂戴。
戻る
編
削
Point
(2)