ジミーと青い空/AB(なかほど)
ちょうどその頃
ホワイトオークリバーにも薄い氷が張って
渡り鳥が
その上を歩いていたんだ
僕の心はその氷の上で
静かに横たわっているような気分で
ときどきミシって音がするんだ
ねえジミー
そんなときに
今日の天気は素晴らしいよ
って
たったそれだけで
もしかしたら君のほうが
薄い氷の上を歩くような毎日かもしれないのに
ねえジミー
たったそれだけで
まだ青い芝生の上に出てみようか
と思ったんだ
今でも相変わらずのニュースが
世界中を駆け巡って
キャンパスにも相変わらず
軍服を着た学生が歩いているんだろうか
そんな彼らや彼女達にも
ジミー
冬の晴れた日の陽射しのこと
話してくれないか
ジミー
ホワイトオークリバーには
もう氷が張ったのかな
そして
ねえジミー
今日は晴れてるかい
君の街は晴れてるかい
君の国は晴れてるのかい
君の空も晴れているのかい
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