粉砂糖/ロリータ℃。
 


さらさらはらはらと降りおちてくるような
あなたの手のひら
私はそれに甘えながら
体の奥で静かに溶けてく優しさを感じている

こんなに明るい日差しにすけて
ほこりが優しく舞っている
幸福なとき
どうして人は何もかもを美しいと思えるのだろう

こんなに明るい日差しのなかで
あなたの手のひらだけがとても甘く
私の体を彩ってゆく


無我夢中で生きてきた私の中に
未だ巣食う少しの哀しみ
あなたはそれを撫でていると思ってた
混乱した気持ちのままで
無我夢中に生きてきた私を
褒めてくれたと思ってた
こんなに明るい日差しのなかで



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